雨に降られ、足裏の靴擦れを気にしながら、長く長く感じた距離。
宿で靴の手入れは明日の歩きの為に欠かせず、新聞紙を丸めて靴の中に入れる。
わらじ時代の旅人は雨はさぞさぞさぞ どうだったのだろう。
今は良い時代、文句なくいい時代、人間らしく文句を言いながらもいい時代。
大岐の浜は建物の持ち主と契約をしている、決して長い契約で無いらしい。次回この女将と会えるかどうかわからない、アシスタントの逗子の方、有難うございます。心のこもった接待にお礼を申し上げます。
宿の目次 21日目岬光